Iseya-Shinsuke Photography tour in Namibia pt.17

2017/02/15 

ムーンランドスケープ

 

夜明け前に宿をチェックアウトして、スワコプムントから少し離れた

ムーンランドスケープへ 

 

その名の通り月面の様な荒涼とした風景が広がる。 

 

この後、砂漠の方へ移動するつもりだったが少し体調を崩し、

予定を変更してウォルビスベイでシングルの部屋を借りて休むことに。 

 

お昼にチェックインして薬とアミノ酸のサプリを飲んで夕方まで寝ると、

少し体調も回復しているので昨日撮れなかったイメージの場所へ行くために

ガイドを頼みに行ってこの日は終了。

 

ひたすら寝た。

 

 7:09 a.m.

ムーンランドスケープ 

真っ暗な峠道を超えいくつかあるビューポイントの一つで車を停め、

日の出を待つも分厚い雲に覆われいる。

 

それでも地平線と雲のほんの少しの隙間から溢れた光が射し、

気温がほんのり上昇する。

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 7:35 a.m.

ドローン

次第に雲は晴れきた。

この地は初代の猿の惑星のロケ地に使われたらしい。

 

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Iseya-Shinsuke Photography tour in Namibia pt.16

2017/02/14 

Dune7から移動し、イメージしていた写真を撮ろうと海岸へ出るも、

このあたりは遠浅のラグーン(干潟)になっているため見つからず。

 


ウォルビスベイの外れにあるラグーンはフラミンゴの飛来地となっており、

さらに奥には製塩工場の塩田が続く。

 

6:51 p.m.

強風の中細い足で器用に歩き、餌をついばむフラミンゴ

遠くには砂丘が構える

 

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7:50 p.m.

相変わらずの強風だがドローン離陸

日没間際、夕陽が風に舞う砂に寄って更に柔らかい光になり、

スワコップムントの街を包み込む。

 

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8:04 p.m.

スワコップムント

日没後、昼間は車や人が行き交う海岸へと続くメインストリートも

全く人気が無くなり、この日最後の光が街を照らしていた。

店のエントランスには厳重な柵と鍵が掛けられてるが治安の悪さを感じさせない。

実際、宿で会った日本人の方はウィントフックからバスでここに

暗くなってから着いて、宿まで誰にも会わなかったと言っていた。

 

この優しい光の下で犯罪など無いと信じたい。

 

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Iseya-Shinsuke Photography tour in Namibia pt.15

2017/02/14

スワコプムント

 

スワコプムントは大西洋に面したナミビアのリゾート地

1日を通して20度前後と内陸に比べて気温は低め

 

 

この辺り一帯はナミブ=ナウクルフト国立公園という総面積41,285㎢の

砂漠地帯の国立公園で世界でも四番目に大きい国立公園(世界一はグリーンランド

ノースイースグリーンランド国立公園の972,001㎢、ちなみに日本の面積は378,000㎢)

午前中は小雨のち曇りのため宿で今後の準備をしたりゆっくりと過ごし、

昼からは晴れてきて行動開始。

キャンプ場の予約を取りに行ったり、ドローン飛ばしたりと用を済ませ、

夕方前に南へ約50km程のウォルビスベイという街へ移動。

 

 

ウォルビスベイは港が有ったり、製塩工場があったりとリゾートと

工業が一緒になった様な街、そのためか近くにスラムっぽい町もあったりする。

 

3:37 p.m.

スワコプムント 

気温が低く泳いでいる人はいなかったが、釣り人は良く見かけた。

この辺りは牡蠣が採れるためスーパーで生食用の牡蠣が売ってたりする。

 

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5:42 p.m.

Dune7 

ウォルビスベイから内陸に数km入ると現れる大砂丘

西側の斜面は風が吹き付ける事で締まってて歩きやすいが、

東側の斜面は緩く一歩進むと足が沈み歩き難い。

 

こんなに砂が飛ばされても何故砂丘は無くならないのか不思議。

 

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5:37 p.m.

Dune7  

登山でもそうだけど、稜線に出たらどんな景色が有るのだろうと

期待を胸に斜面を登りきるとそこには今まで見たこともない、

想像の範疇を遥かに超える景色が待っていた。 

 

風の影響とかでは説明がつかない様な直線と滑らかな曲線が何処までも続いている。 

圧倒的な美を前に言葉は出ず、ただ立ち尽くす僕は何も考えられず

無になると同時に死を感じた。

 

しばらくして我に返りシャッターを切るが、

何か見てはいけない物を見てしまったかのような感覚がつきまとう。

 


車に戻り一息着くがまるで魂を抜かれたかの様に一点を見つめていた。

 

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Iseya-Shinsuke Photography tour in Namibia pt.14

2017/02/13  10:15 a.m.

さよならスピッツコップ

この日、スピッツコップで朝の撮影を終え、

コーヒーを淹れ支度をしながら朝食を済ましここから南西にある

スワコップムントという街へ移動。

 


走る事数十km、ミラー越しに見える岩山は次第に小さくなり、

僕が一番好きな物事を再認識させてくれたスピッツコップに

惜しみながらも感謝の念を込めてさよならを告げる。

 

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Iseya-Shinsuke Photography tour in Namibia pt.13

2017/02/13 スピッツコップ

朝は良く晴れ少し肌寒い。 

しんとした空気の中ゆっくりと日が昇り地面の砂利は輝きだし、

岩は赤く、空は青く色をまとっていくと鳥達は無事朝が来た事を祝うかの様に

一斉に鳴き始め、虫達は餌を求め移動を開始する。 

このサイクルの中に徐々に身体が合ってくるのがこの上ない幸せです。

 

6:29 a.m.

朝一番の光を受けて燃えるように赤く色付いたスピッツコップ

この岩山はエネルギーに満ち溢れている。

 

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7:06 a.m.

筒状の鳥の巣が何個も造られ、鳥達のマンションと化した木。

葉が無いので枯れているのだろうか? 

陽が昇ると、大合唱が始まる。

 

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7:11 a.m.

植物もまたエネルギーに満ち溢れている。

折れて朽ちたかの様に見えるが先には葉を蓄え、

根元から新たに新しい木が育っている。 

 

ナミビアの植物には棘が有る物が多く見受けられた。

植物達も外敵から身を守る為に進化した形なのかも。

 

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8:59 a.m.

アフリカオオヤスデ

長い物だと30cmくらいの巨大ヤスデ、これは10cmくらいのもの。

落ちてた枝で軽く突くとクルクルっと頭を中にして丸くなり、

 

しばらく見ていると "もう大丈夫か?"

 

と、顔を上げ僕と目が合うとまたクルクルっと丸くなる。 

街で見かけた時はドキっとしたけど、この中にいると可愛いく見える。

 

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9:04 a.m.

テントに戻る途中に現れた馬の親子

親馬に"ブルルッ"と威嚇されほんの少し遠回りする事に 

興味ありませんよ風の歩きからの一枚

 

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Iseya-Shinsuke Photography tour in Namibia pt.12

2017/02/12  スピッツコップ

ブランドバーグからスピッツコップまでは200km弱と

わりと近いため昼過ぎに到着。

 

ここはブランドバーグよりも標高は低いが(1728m)

真っ平な地面からニョキッとそびえ立っているのでもの凄くでかく感じるが、

威圧感は無く公園内にひっそりと神聖な空気が漂う。

 

3:50 p.m.

人が立って通れるくらいのループ状に削れた岩からスピッツコップ(左手)、

ポントック(右手)を見る

 

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4:18 p.m.

こんな丸い岩が沢山転がっている。

近寄って見ると下はまだかろうじて繋がってるけど、数十年後には無くなってるかも。

 

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4:53 p.m.

名もなき岩

風に寄って削られたのだろうけど、何でこんな形になるのか?

よく見ると岩の左上から真横に木が生えてる、何故そこを選ぶのか?

 

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4:59 p.m.

ブッシュマンズアート

ブッシュマンが動物の血などを使って描いた岩絵、サイの様な動物を狩りしている。 

書き手はやはりブッシュマンの中でも絵が上手い人が選ばれてたのか?

僕みたいなのが描いて無くて良かったと思う。

 

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7:51 p.m.

ドローン最長飛行、水平4000m垂直450mまで飛ばす。 

ドローン的にも、写真的にもミスは出来ず、緊張した。

上空は風が強くモニターに強風、強風に伴うモーターの過回転、

それらに加えてバッテリーの低下と警報が鳴りっぱなし、

残り20%の所でこの写真を撮り全速で戻す。 

 

10%を下回ると危険なため着陸しますと勝手に下降を始める。

僕も岩場を駆け回り極力ドローンに近づき無事回収すると、

機体は熱く熱を持ちバッテリーは残り4%。

 

マジで心臓飛び出るかと思った。

 

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Iseya-Shinsuke Photography tour in Namibia pt.11

2017/02/12 

今日はブランドバーグからスピッツコップという岩山への移動日。

朝はいつも通りに起きるも曇り、

森を歩いていると一本だけ開けた場所にある大きな木を見つけた。 

 

縦横に力強く伸びる姿が気持ち良く、一枚収めて朝は終了。 

 

テントに戻り朝食をとり、ゆっくり目に出発。

車を走らせること1時間くらい、前方に車が止まっている。 

近づいていくと、干上がった川の砂で車がスタックしていた。

 


5,6台が足止めをくらって、スタックしたらみんなで助けて、

みたいなことを繰り返してる。

僕も車を止め仲間に加わり、最初にはまっていたトラックを全員で押すも

びくともしない。 

しばらく、繰り返してると4駆の車が通りロープで牽引してあっという間に

救出4駆はすごい(車は6〜7割くらいが日本車)

 

7:36 a.m.

他の木と比べて大きく縦横に力強く伸びている

レンズの効果も加えて雲も印象的に

 

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10:53 a.m. 

スタック地獄を越えると道端でヒンバ族の子供たちが騒いでる。

どうやらお土産を買ってもらう為の呼び子のようだ。 

車を停め寄ってみることに。

 


写真を撮る為には買い物をしなければダメらしく、

木彫りの人形を一つ買うとドヤ顔のキメ顔を撮らせてくれる。

 

彼女達は自分達の価値を解っていて、写真も撮られ慣れていると感じた。 

 

子供はダメ!フード!

 

と、言われ僕は車に有ったリンゴ1kgをあげると大喜びでOKしてくれた。 

笑顔の子供の眼には青空と僕が写り込んでいる。

 

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 黒の4駆がロープを持っていたのだけど途中で行ってしまったので仕方なく僕の持ってたクライミング用の120cmのスリング(ヒモの輪っか)で代用

牽引用のフックに掛けると車と車の間が1mにも満たないので、なんどもぶつかりそうになりながら救出成功!! 大の大人達がはしゃいでた!
(最後から2番目が僕です)